田中鉄工の主力事業、アスファルトプラントはユーザニーズと独自の技術開発によって、常に進化を続けています。
ニーズの多様化と環境への配慮など、日々寄せられる様々な要望にメーカーとして迅速に応える為に、また品質へのこだわりを徹底する為に専門のセクションを設け、顧客満足を追求し続けています。
田中鉄工のスタンダードな仕様で固めたアスファルトプラント。ですが、随所に新技術を盛り込んでいます。特に環境面に重点を置いて設計されプラント本体の密閉性が高く、振動篩も二重防振構造を採用し、粉塵の発生を極力抑えています。移動が容易で、バッチタワー内が広く使用可能となる外部設置の昇降階段の採用、スキップ運搬装置のインバータ化により、ランニングコストも従来のプラントと比較して大幅に抑えました。また、2010年2月よりJISに定められた「アスファルトプラント安全要求事項」の先駆けとなる田中鉄工の安全基準を各所に盛り込んでいます。
プラント全体をシェルタで囲い、周囲への粉塵・騒音・振動対策を実施。今までのアスファルトプラントの概念を覆したデザインと色使いで周囲の環境に適合させています。また、ストックヤード下にホッパとベルコンを設置、アスファルトタンク上層部を添加剤タンクとして使用し、省スペース化・効率化を図っています。粉塵対策として、スカベンジングファンを振動篩と中間ビンの2系統に増設、ほうきで掃くだけでバッチタワーフロア内の掃除の出来るシューター、ミキサ下から材料を抜き取る際のダスト分の飛散を抑える防塵布付トロリ及びミキサフロアの密閉などを行っています。合材出荷装置には電光掲示板を利用したトラック誘導アシストシステムを導入、全てのサイロ下に運転手から積み込み状況が分かるアシストモニターを備え、積み込み時の過積量、合材こぼれを抑えています。
高速道路舗装では、材料の変化や設置環境に対応しつつ、安定した合材出荷ができることが必要です。TAP-3000G-Hは、骨材合含水比5%時の合材生産能力は210T/H。3トンの混練で70バッチの生産が可能です。
移動することを前提にコンパクト設計し、大型のプラントながら運搬台数の削減にも成功。完全ユニット型ですので、非常にコンパクトで、積み込み運搬、保管が簡単に行えます。 また、全ての機器に対して、部品の脱落防止対策を施していますので、安心して運搬できます。運搬→組立→解体→運搬までの作業工程がスピーディーに短時間で終了し、工事期間の短縮に大きく貢献します。
企業のイメージは、その建物によって大きく左右される部分があります。特にアスファルトプラントは、合材工場のステータスシンボルとして、もっとも人の目に触れる物であり、 周辺に対して大きな影響力を持ちます。私たちは見た目だけでなく、環境との調和を重視した新しいプラントのあり方を提案しています。
プラント本体の周囲を覆ってしまうことで、粉塵や臭いが周辺に漏れ出すのを防いでいます。プラントの形を問わず、シンプルなイメージで景観を損ないません。 シェルターは周囲環境への配慮だけではなく、合材への保温効果もあがり、効率的な出荷の手助けになります。
地球資源である化石燃料が枯渇していく中において、省エネルギーは重要な課題の一つです。CO2や省エネルギーに直接かかわるバーナやドライヤの熱効率の向上を日々研究し、エネルギー問題への解決策を提案しています。
画一的な物から独創的な物まで、全社員一丸となってお客様にご満足いただけるよう考えております。
田中鉄工では、お客様のニーズにあわせたプラントを設計、ご提案させていただいています。プラント納入後も、コスト削減のご提案、迅速なプラントメンテナンスでお客様の業務を支援していきます。